25. 規制緩和

規制緩和

  • 経済を活性化するために、政府によるさまざまな規制を縮小すること
  • 経済のあり方を、市場経済の原理に基づくものにするため、政府は公企業の民営化、規制緩和や自由化などの政策をとる

規制緩和の効果

  • 市場における公正で有効な競争条件が整備され、国民にとっての利便性が向上し、雇用の拡大が図られる
    • 新規ビジネスへの参入や新サービスの開拓による生産の効率化
    • 価格の低下
    • 内外価格差の縮小(同一の商品・サービスの国内と国外の価格差が縮まる)
    • 消費者の選択肢の拡大
  • 財政の肥大化や国民の過度な税負担を抑制し、必要なところに政府の支出を重点、配分できる

1990年代以降の規制緩和の例

  • タクシ一台数の制限撤廃
  • 電力自由化
  • 酒類免許制度の撤廃
  • 港湾運送事業への新規参入
  • 電気通信事業の開放
  • 農業への株式会社参入
  • 郵便事業の民間開放
  • 地ビールなどの最低醸造量の緩和
  • 人材派遣業の認可及び範囲の拡大