2024.06.03 33. 景気変動の局面 好況(好景気) 好況の成り立ち 商品の需要が増大する 企業は設備投資を活発に行い、生産が拡大する 労働の需要も増大する 賃金も上昇する 個人消費も拡大する 不況(不景気) 不況の成り立ち 商品が売れない 企業は設備投資や雇用を抑える 生産が落ち込む 倒産する企業が出てくる 失業も増加する 労働時間が減少して賃金が減る 個人消費も落ち込む 景気後退 景気後退の成り立ち 景気が過熱する 生産が拡大する その一方で、物価が上昇する 消費が落ち込みはじめる 商品が売れ残りはじめる 企業の収益が落ちはじめる 景気が後退しはじめる 景気回復 景気回復の成り立ち 財政政策、金融政策、規制緩和などが実施される 金利が下がり、企業の設備投資が増える 新規事業にチャレンジする企業が増える 雇用が増える 人材確保のために、賃金が上昇する 個人消費が増え、需要が伸びる 景気が回復しはじめる 恐慌 不況が急激で深刻な状況 19世紀から20世紀の初めにかけて、ほぼ10年周期で発生していた 1929年の大恐慌(世界恐慌)後、恐慌によって経済が混乱するのを防ぐために、各国政府は積極的に経済の調整を行うようになった 不況期の政府対応 金融政策 → 金融緩和 財政政策 → 財政支出の増加 景気過熱時の政府対応 金融政策 → 金融引締め 財政政策 → 増税