2024.06.08 38. 税制 国税と地方税 租税の種類 国に納める「国税」 地方公共団体に納める「地方税」 国税 所得税 法人税 地方税 住民税である「(都)道府県民税」「市町村民税」 土地や家屋に課税される「固定資産税」 企業や商庖などの事業に課税される「事業税」 間接税と直接税 日本の税制は直接税が中心となっている 直接税 租税負担者と実際に納税する者が同一となる税 例)所得税、法人税、相続税、住民税 所得税 個人が1年間に得た所得に課税される 累進課税(課税対象の額が大きくなるほど、税率が高くなる仕組み) 法人税 企業などの法人の所得に課税される 法人の種類によって一定の比率で課税される 法人税は、不況期には税収が落ち込む 間接税 租税を負担する担税者と実際に納税する者が異なる税 例)消費税、酒税、関税(海外から輸入した商品への課税) 消費税 商品やサービスの購入・消費価格に上乗せされて、消費者が負担する税 商品やサービスに上乗せされた消費税は、それを受け取った企業や事業主が納税する 消費税は、所得の多少にかかわらず、消費者すべてに対して一律に課税される 生活必需品への課税は、低所得者には相対的に重い負担になる(逆進的) 商品の代金を支払うときにいっしょに納税し、1回ごとの納税額が少額であることが多いことから、負担者の納税感が所得税に比べて薄くなる