2024.06.29 59. 産業構造の変化 日本における産業構造の高度化 高度経済成長期(1954~1973年) 産業の変化 「第一次産業→第二次産業→第三次産業」へと移行(産業構造の高度化) 製造業の変化 繊維・雑貨などの軽工業から、造船・鉄鋼・石油化学などの重化学工業へと移行(重化学工業化の進行) 高度経済成長後(1973年~) 第1次石油危機(1973)により、企業は省資源・省エネルギーのために合理化・減量化を進める 鉄鋼や石油化学などの「重厚長大型の素材産業」から、自動車や工作機械・電気機器などの「加工組立産業」、さらに「情報技術(IT)産業」やコンピュータを利用した「先端技術(ハイテク)産業」など、より付加価値の高い「軽薄短小型の知識集約型産業」へと産業の転換が進む 産業の変化についての法則 ペティ=クラークの法則 経済社会・産業社会の発展につれて、第一次産業から第二次産業、第二次から第三次産業へと就業人口の比率および国民所得に占める比率の重点がシフトしていくという法則 ウィリアム・ペティ(英) 政治算術(1690)において「農業→工業→商業」の順に収益が高くなることを主張 コーリン・クラーク(英) 産業を以下のように分類 第一次産業:農業・牧畜業・水産業・林業 第二次産業:製造業・鉱業・建設業・ガス・電気事業 第三次産業:商業・運輸・通信・金融・公務・その他のサービス業 経済発展が進むと、第二次産業・第三次産業の地位が上昇することを主張