利益の計算⽅法
- 貸借対照表においても損益計算書においても、利益を計上することができる
- 利益に⾄るプロセス、つまり利益の計算⽅法は異なる
貸借対照表での利益計算
- 財産法:「経営活動によってどれだけ資本(純資産)が増加したのか」というストックの⾯から利益がもたらされる
- 当期末の資本(純資産) − 前期末の資本(純資産) = 当期の利益
損益計算書での利益計算
- 損益法:「経営活動において、どれだけのものが費やされ、どれだけのものが得られたのか(どれだけのものが出ていって、どれだけのものが⼊ってきたのか)」というフローの⾯から利益がもたらされる
- 当期の収益 − 当期の費⽤ = 当期の利益
貸借対照表と損益計算書は利益でつながっている
- 貸借対照表と損益計算書では、異なる利益の計算⽅法を⽤いるが、その結果は連動している
- 貸借対照表 当期末の利益 − 貸借対照表 前期末の利益 = 損益計算書 当期利益
貸借対照表 借⽅ 貸⽅ 資産 負債 資本(純資産) 利益 ← 連動 →損益計算書 借⽅ 貸⽅ 費⽤ 収益 利益 - 貸借対照表・財産法は「結果」、損益計算書・損益法はその「原因」を⽰すもの
- 損益計算書の「収益」は、貸借対照表の「純資産」の増加をもたらすもの
→ 収益は純資産の増加原因 - 損益計算書の「費⽤」は、貸借対照表の「純資産」の減少をもたらすもの
→ 収益は純資産の減少原因
- 損益計算書の「収益」は、貸借対照表の「純資産」の増加をもたらすもの