2024.02.01 31. 認識:実現主義 実現主義とは 経済価値の増加が確実になった時点で、収益を認識すること 発⽣主義会計では、収益の認識に「実現主義」が適⽤されている 実現主義の成⽴条件 販売⾏為の完了 ↓ 企業の産出した経済価値が現実の経済社会で受け⼊れられる ↓ 収益(経済価値の増加)の実現とみなされる(実現主義の成⽴) ↓ 経済価値の増加は、その後取り消されることのない確定性と客観性を備える 販売⾏為完了の成⽴条件 ① 財貨の引き渡し(所有権の移転)、サービスの提供 法律上の所有権移転とは必ずしも⼀致しない 当事者間で取引が⾏われたという事実の存在が、会計の認識対象 ② ①の対価として貨幣性資産(貨幣の性質をもった資産)の受領、または債務の弁済 ⼀般的に「現⾦」「現⾦等価物」によって認識される