44. 貸借対照表の様式

貸借対照表の様式

  1. 勘定式
    • 純資産(資本)を「借方」と「貸方」とに対照表示する様式
    <資産の部>
    Ⅰ 流動資産
    Ⅱ 固定資産
     1 有形固定資産
     2 無形固定資産
     3 投資その他の資産
    Ⅲ 繰延資産
    <負債の部>
    Ⅰ 流動負債
    Ⅱ 固定負債
     
    <純資産の部>
    Ⅰ 株主資本
     1 資本金産
     2 資本剰余金
     3 利益剰余金
     4 自己株主
    Ⅱ 評価、換算差額党
    Ⅲ 新株予約権
    Ⅲ 繰延資産
  2. 報告式
    • 資産、負債、純資産(資本)の順に縦に表示する様式
    • 一般的に財務諸表に用いられる。
    <資産の部>
    Ⅰ 流動資産
    Ⅱ 固定資産
     1 有形固定資産
     2 無形固定資産
     3 投資その他の資産
    Ⅲ 繰延資産
     
    <負債の部>
    Ⅰ 流動負債
    Ⅱ 固定負債
     
    <純資産の部>
    Ⅰ 株主資本
     1 資本金産
     2 資本剰余金
     3 利益剰余金
     4 自己株主
    Ⅱ 評価、換算差額党
    Ⅲ 新株予約権
    Ⅲ 繰延資産

構成要素の表示方法

  1. 流動性配列法
    • 資産や負債は、原則として流動性の高い順に表示する。
    • まずは財務的な健全性や支払い能力をみる、ということから一般的には、流動資産から表示する。
  2. 固定性配列法
    • 電力会社やガス会社など、事業に不可欠のいわゆる設備資産の維持が重要な業種においては、固定資産から表示する。