120. 労働分配率

付加価値の分配

  • 付加価値はさまざまな主体に分配される。
  • 人判資として従業員に分配されたり、利益として株主に分配されたり、租税公課として国に分配されたりする。

労働分配率

  • 付加価値に占める人件費の割合。
  • 付加価値が人件費として従業員にどの程度分配されているのかを示す指標。
  • この比率が高ければ高いほど、その企業の従業員の賃金は相対的によい。
  • 労働に対する分配が大きいということは、人件費が大きいということであって、これは企業の収益性を圧迫する。
  • 労働に対する分配が小さいということは、人件費を抑えることができているが、これは優秀な人材を集めることができないことにもつながる。
  • 労働分配率は、従業員への賃金支払いや成果配分の一応の目安にはなる。
労働分配率 = ( 人件費 / 付加価値 ) × 100 (%)

資本分配率

  • 資本分配を付加価値で除したもの。
    • 資本分配 = 付加価値のうち人件費として分配される部分を差し引いたもの
  • 付加価値に占める利益の割合を示す指標。
資本分配率 = ( 付加価値 - 人件費 ) / 付加価値
      = 1 - 労働分配率

総資本利益率と資本分配率の関係

  • 資本分配率に総資本生産性を乗ずると、収益性の指標となる総資本利益率を算出することができる。
  • 資本分配率の計算式を用いることによって、生産性や収益性などの指標との関係を把握することができる。
総資本利益率 = 資本分配率 × 総資本生産性
       = ( 利益 / 付加価値 ) × ( 付加価値 / 総資本 )