118. 生産性分析

生産性分析

  • 事業活動に投入された生産要素がどれだけの生産物をもたらしたのかについての分析。
  • 生産七l分析によって生産要素をどれだけ有効に用いているかを判断することができる。
  • 生産性分析においては「付加価値」の概念が重要になる。
生産性 = 産出 / 投入

付加価値の概念と計算方法

  • 生産性は、産出を投入で除することによって算定されるが、このときに産出(分子)として付加価値が用いられる。
  • 付加価値は、生産や販売といった経営活動を通じて、企業が新たに生み出した価値として定義される。
  • 付加価値の計算には「控除法」と「加算法」がある。

控除法

  • 付加価値の創出の側面に着目した計算方法。
  • 付加価値は、売上高や生産高と原材料費や外注加工費等の外部から購入した価値との差額として計算される。
  • 原材料費や外注加工費が「前給付費用」と呼ばれ、これには光熱費や消耗品費等も含まれる。
  • 前給付費用に減価償却費を含める場合と含めない場合がある。
  • 減価償却費を含めたものは「粗付加価値」と呼ばれ、含めないものは「純付加価値」と呼ばれる。
  • 前給付費用の特定は難しい。
控除法による付加価値 = 売上高または生産高 - 前給付費用

加算法

  • 付加価値の分配の側面に着目した方法。
  • 付加価値の構成要素をあらかじめ決めておき、その合計をもって付加価値をとらえる方法。
  • 付加価値に減価償却費を含める場合と含めない場合がある。
  • 減価償却費を含めたものは「粗付加価値」と呼ばれ、含めないものは「純付加価値」と呼ばれる。
  • 人件費の把握が財務諸表からは難しい。
加算法による付加価値 = 利益 + 人件費 + 賃貸料 + 支払利息 + 租税公課

控除法と加算法の選択

  • 理論的にはいずれの計算方法を用いても同じ結果になるが、実際には細かい計算処理を通して異なる結果になることもある。
  • 一般には簡便にして理解しやすいことから加算法が用いられることが多い。