破壊的技術に直面した企業は「新技術」と「組織の改革のために必要となる能力」に加え、次のような「自社の属するバリュー・ネットワークにイノベーションがもたらす影響」を検証しなければならない。
- イノベーションに関わる性能指標が、すでに企業が属しているバリュー・ネットワークの中で評価されるか
- イノベーションの価値を実現するために、他のバリュー・ネットワークに参入したり、新しいネットワークを創設する必要があるか
- 将来的に市場の軌跡と技術の軌跡が交わり、現在は顧客のニーズに応えられない技術が、いずれ応えられるようになるか
<参考文献>
クレイトン・クリステンセン (著) (2001)『イノベーションのジレンマ 増補改訂版:技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』翔泳社