動機づけの非対称性とは、ある企業が別の企業のやりたがらないことをやろうとする状態である。スキルの非対称性が生じるのは、ある企業の強みが、別の企業の弱みであるような場合である。
ここからは、動機づけやスキルの非対称性について以下の3点について説明する。
- 非対称性は、破壊のプロセスをどのように促すのか
- 非対称な動機づけという「盾」と、非対称なスキルという「剣」を持った企業をどのように見分けるのか
- 非常に有望な破壊的イノベーションが期待はずれに終わり、熾烈な競争または既存企業の参入を招いてしまう状況を、どのようにして見分けるのか
<参考文献>
クレイトン・M・クリステンセン (著), スコット・D・アンソニー (著), エリック・A・ロス (著) (2014)『イノベーションの最終解』翔泳社