44. 銀行

銀行の活動

  • 預金業務(受信業務)
    • 家計・企業から資金を預かる(頂金)
  • 貸出業務(与信業務)
    • 資金を企業などに融資する
  • 家計・企業に支払う「預金利子」より高い「貸出利子」を企業などから得る

預金の種類

  • 当座預金
    • 企業が決済用に利用する
    • 預金の支払いは「小切手」や「手形」を通じて行う
  • 普通預金
    • 自由に預金・払戻しができる
    • 家計の給料・年金などの受け取り、公共料金の支払い、クレジットカードの利用代金の支払い、ローンの返済などに利用される
  • 定期預金
    • 預金してから一定期間は引き出せない
    • 原則として満期日まで引出しができないが、その代わりに普通預金と比べると金利は高くなっている

貸出の種類

  • 手形割引
    • 手形割引支払期日前の手形を、支払期日までの利子を差し引いて買い取る形で、資金を貸し付ける
  • 手形貸付・証書貸付
    • 企業の設備投資や家計の住宅ローンなどの長期にわたる資金を、約束手形や借用証書により貸し付ける

銀行の信用創造

  • 銀行は預金のうち、支払準備金(銀行が預金の払戻しに備えて保有する資金)以外を貸出に回す
      ↓
    企業は、貸し出された資金を当座預金として、いったん銀行に預けて利用することが多い
      ↓
    銀行は、企業の当座預金をもとに、他の企業に新たな貸出を行う
      ↓
    融資を受けた企業は、当座預金に資金を預ける
      ↓
    これらを繰り返す
      ↓
    銀行は最初に受け入れた預金(本源的預金)の何倍もの預金を生み出す(信用創造)