金本位制度
- 中央銀行は、保有する金の量に応じて、金と交換できる銀行券(免換銀行券)を発行する
- 1929年の大恐慌(世界恐慌)以前、世界各国の通貨制度は金本位制度であった
金本位制度と景気の関係
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好況で国内需要が増える
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輸入が増える
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保有する「金」が支払いに充てられ、海外に流失する
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通貨の発行量が減少
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景気の過熱が抑えられる - 不況で国内需要が減る
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輸出が増える
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海外から「金」が流入する
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通貨発行量が増加し、景気が回復していく
金本位制度から管理通貨制度への移行
- 1929年の大恐慌以後、世界各国は金の保有量にしばられない政策を展開するために、金本位制度から離脱した
- 景気や物価の変動を金融政策などによって調節するため、 世界各国は管理通貨制度を採用するようになった
管理通貨制度
- 中央銀行は、金と交換できない銀行券(不換銀行券)を発行する
- 中央銀行は、金の保有量に関係なく、景気や物価の変動を調節し、外国為替を安定させるために通貨の発行量を決めることができる
クリーピング・インフレーション(忍び寄るインフレ)
- 好況・不況に関係なく、物価水準が徐々に、かつ持続的に上昇する状態
- 完全雇用や経済成長を実現するために、中央銀行が通貨発行量を増加していくと、物価水準が徐々に上がり、インフレに陥ることがある
- 中央銀行はインフレにならないよう、「インフレターゲット」や「物価水準目標」という目標値を設定して金融政策を行う