2024.06.25 55. 戦後日本の経済成長(3) 安定成長期(1973~1991) 安定成長期のはじまり 1973年、第4次中東戦争の勃発 ↓ アラブ産油国が石油輸出を制限 ↓ 石油輸出国機構(OPEC)が価格を大幅に引き上げ ↓ 第1次石油危機(第1次オイルショック) ↓ 高度経済成長の終わり ↓ 年率3~5%の安定成長の時代へ 1980年代の経済情勢 企業は「省資源・省エネ」を合言葉に合理化を進める 強い国際競争力を持った電気製品や自動車などが「集中豪雨」的に輸出された 欧米諸国との貿易摩擦や経済摩擦が大きくなる 「内需」を拡大する経済構造への転換が求められる 1985年、プラザ合意 ニューヨークのプラザホテルで、G5(先進 5カ国財務相中央銀行総裁会議)の米・英・独・仏・日は、外国為替市場へ協調介入して、ドル高を是正することで合意 プラザ合意による「円高ドル安誘導政策」で日本経済は円高不況へ(約1年ほど) 1986年、バブル景気(平成景気) 円高不況への対策として、政府・日銀は低金利政策を実施 ↓ 企業や家計の余剰資金が、株と土地への投資に集中 ↓ 株や土地の資産価格が実体以上に上昇 ↓ 長期の好況