2024.01.06 6. 会計主体論 (1) 会計上の判断 会計上の判断は「会計が経営活動を⾏う企業をどのようにて捉えるのか」によって最終的に規定される 企業の捉え⽅(企業観) ↓ 会計の⽬的を決定(会計の⽬的観) ↓ 会計上の判断を規定 企業観とは 企業実体の公準「企業は所有者と切り離されたもの(資本と経営の分離)」を前提とした企業の捉え⽅ 企業は誰のものか? 企業の利害関係者をどう⾒るか、どのように位置づけるか? 会計主体論とは 企業会計を考える上で、企業とその利害関係者との位置づけを論ずること 会計処理における最終的なよりどころ どのように認識、測定、伝達するのか? 会計はどのような(誰の)観点から⾏われるのか? 会計の⽬的とは何か? 企業の多様な利害関係者(ステークホルダー)の存在をどうみるのか? 利害関係者をどのように位置づけるのか? 会計主体論の位置づけ 企業実体の公準、企業観、会計主体論の関係は以下のようになる 企業実体の公準 資本と経営の分離 ↓ 会計主体論 企業観 (所有者は誰か) ↓ 会計の⽬的観 (認識、測定、伝達の⽬的) | |→ 会計上の判断 ↓ 会計処理