2024.01.09 9. 取引の記録・伝達 会計における「取引」 会社の財産に増減をもたらす事象のこと 会社の財産は、資本、負債、資本で構成される(詳細は別途) 商品売買のような⾦銭をやり取りする「取引」だけでなく、その事象によって会社の財産が増減するものも「取引」に含まれる 複式簿記 会計上の取引に該当するものは「複式簿記」という⽅法によって記録される 複式簿記による記録⽅法を「仕訳」という 複式簿記では、取引を⼆⾯的に把握し、記録する(取引の⼆⾯性) 取引の⼆⾯を左側と右側とに分けて、「勘定科⽬」を使って記録する 借⽅ 貸⽅ 勘定科⽬A (例:現⾦) 10,000 勘定科⽬B (例:売上) 10,000 仕訳された(複式簿記によって記録された)勘定科⽬と取引⾦額は、会計期間の期末に整理・集計されて、最終的に「財務諸表」が作成される 財務諸表には、会社の財産状態を⽰す「貸借対照表」と会社の経営成績を⽰す「損益計算書」がある 財務諸表の構成 財務諸表は5つの概念で構成される 貸借対照表 1.資産 2.負債 3.資本(または純資産) 損益計算書 4.収益 5.費⽤ 会計⽤語による利害関係者への伝達 企業の経営活動に関する情報は、会計固有の⽤語によって表現された「財務諸表」によって、利害関係者に伝達される 企業の経営活動の良し悪しは、資産、負債、または資本の増減によって判断される