53. 固定資産 (3)

無形固定資産

  • 物質的な存在形体は持たないが、企業活動のために長期に渡って利用される資産
    • 法律上の権利のみならず、ソフトウェアの制作に要した費用なども無形固定資産として計上される
      • 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、借地権、鉱業権、漁業権など
    • 取得原価によって評価される
    • 規則的な償却続きによって費用化される
  • のれんの処理
    • 他企業の買収や合併において、受け入れた純資産の額より支払い額が多い場合には、超過額を「買い入れのれん」として無形固定資産に計上する
      → 相手の企業に超過収益力があると考えられるため
    • 自社の超過収益力を評価した「自己創設のれん」は、資産としての計上が認められていない
      → その価値を客観的に測定することが困雛であるため

投資その他の資産

  • 有価証券のうち、流動資産とはならないもの
    • 満期保有目的債券で満期日が1年以内に到来しないもの
    • 子会社、関連会社株式
    • その他の有価証券
  • 期限が1年以内に到来しない長期貸付金や定期預金
  • 1年以内の回収が見込めない破産債権や更生債権