2023.08.30 60. 資本/純資産 資本(純資産)とは 貸借対照表の純資産の部 純資産 = 自己資本 プラスの財産(資産)からマイナスの財産(負債)を控除した残余 財務諸表分析における純資産 自己資本 + 他人資本(負債) = 総資本 資本(純資産)の捉え方 資本派 →「純資産 = 自己資本」と捉える 企業の内部から資源を得たことを示す 資本維持の観点から、払込資本と留保利益を明確に区別する 払込資本(株主から払い込まれたもの) 留保利益(経営活動によって獲得した利益の留保分) 純資産派 →「純資産 = 資産から負債を控除した残余」と捉える 返済義務がないことが最も重要 利益は、前期との比較によって算出された純資産の増加分 企業の存続を図るために、純資産のうち、企業の留保利益と外部への流出(株主への配当等)を区別しなければならない 会社法は、貸借対照表の資本の部を「純資産の部」と呼んでいる 資源は、源泉別に区分されている 純資産の源泉別分類 純資産の部 株主資本 払い込み資本 資本金 資本余剰金 資本準備金 その他資本剰余金 稼得資本(留保利益) 利益剰余金 利益準備金 その他利益剰余金 自己株式(株主資本の控除科目) 評価、換算差額等 新株予約権