会計の歴史
- 会計の記録は、古くはローマ時代にさかのぼる。
- 近代会計の原点は、「すべての企業活動を貨幣単位に換算」し、「企業が継続する前 提で期間損益を計算」することにある。
- ありとあらゆる「比較」を行えることが、会計最大の武器であり、機能である。
- 会計基準の継続性や公正性、リアルタイム性がより強く求められる。
- 会計の基本機能 = 数字に意味を与え、意味を解釈し、経営や政策の意思決定を支える。
- 会計は経済、企業形態とともに発展する。
- 歴史が未来を投影するための基礎工事であるとすれば、今改めて会計の歴史を振り返り、その機能の本質に迫ることは、 近未来の会計展望に不可欠の課題である。
会計史の見方
- 会計には「機能」と「構造」という二つの面があり、その歴史もそれらに沿って二通りの見方が存在する。
- 機能 → 会計という行為の役割や目的などに注目
- 構造 → 会計の仕組み、具体的には例えば簿記の仕組みや利益計算の仕組みなどに注目
- 会計史=近代会計の成立プロセス
- 近代会計にも、「機能の面から見た近代会計」と「構造の面から見た近代会計」がある。
- 会計の機能の面から見た近代会計の成立=近代会計制度の成立
- 会計の構造の面から見た近代会計の成立=発生主義にもとづく期間計算の成立
会計の近代化プロセス
- 近代会計制度
- 近代会計制度は、会計士による監査、という制度の成立をもって完成する。
- 「財産の管理に関する委託、受託の関係において、受託者は会計(説明)し、監査を受け、監査人は会計士をあてる」という約束が社会的な定着性を持ったもの。
- 会計の近代化プロセス
- 14~15世紀イタリアには複式簿記の成立
- 16~17世紀ネーデルラントには期間計算の成立
- 18~19世紀イギリスには発生主義の成立
- 上記ルートには構造の面から見た会計史上の重要なトピックを見ることができる。
- 会計の近代化ルート=資本主義経済の発展ルート
- 資本主義経済の発展プロセスの中に会計の近代化プロセスを見ることができる。
- 経済発展によってもたらされる新しい状況が、新しい会計を必要とした。
- 近代会計は、機能、構造の両面において19世紀のイギリスの成立する(イギリス=近代会計制度の祖国)。